ホームページを5年放置するとどうなる?リニューアルを検討すべきサイン
はじめに
「ホームページを作ったのはいいけれど、気づけば5年以上、更新もせずにそのままになっている」
これは、私たちがお客様との打ち合わせでよく耳にするお話です。多くの企業では、ホームページを作った後の運用計画がなく、そのまま放置されてしまうケースが少なくありません。
しかし、気づかないうちに、会社の信用やビジネスチャンスに影響が出ていることもあります。今回は、これまで1,000サイト以上の制作・運用に携わってきた私たちの経験をもとに、ホームページを長期間そのままにしていると、どんなことが起き得るのか、具体的にお伝えします。
連載「ホームページリニューアルを考える前に読む全10回」 第2回
前回:第1回:ホームページはあるのに問い合わせが来ない7つの理由
ホームページは公開から3〜5年が見直しの目安
ホームページは、公開から3〜5年ほど経過すると、デザイン、システム、事業内容、ユーザー環境とのずれが生じやすくなります。ただし、年数だけでリニューアルを判断するのではなく、現在の事業や目的に合っているかを確認することが重要です。
では、どのような状態が改善やリニューアルのきっかけになるのか、項目別に見ていきましょう。
「放置」には2種類ある
ホームページの「放置」には、対応すべき内容が異なる2つの種類があります。
| 種類 | 具体例 | 主な影響 |
|---|---|---|
| コンテンツの放置 | お知らせが古い、サービス情報が変わっていない、採用情報が更新されていない | 信用低下・営業機会の損失 |
| システムの放置 | CMSやプラグインが未更新、PHPが古い、バックアップ未確認 | セキュリティリスク・サイト停止 |
両方を分けて確認する必要があります。このあと、それぞれのリスクを具体的に解説します。
リスク1:情報が古くなり、信頼を損なう
お知らせの最終更新が数年前、採用情報に「募集中」と書いてあるのに応募方法が載っていない——。こうしたサイトを訪問したお客様は、どのように感じるでしょうか。
「この会社は本当に営業しているのだろうか」「依頼して大丈夫だろうか」と不安に思われる可能性があります。
注意点: 更新されていないという理由だけで検索順位が直接下がるわけではありません。ただし、情報が古く、現在の検索ニーズに合っていない状態では、競合サイトに比べて評価されにくくなることは考えられます。何より、ホームページは企業の顔です。更新が止まった印象は、信用や採用に悪影響を及ぼしかねません。
リスク2:スマートフォンでの操作性が現在の基準に合わない
古い設計のサイトや、制作後に十分な改修をしていないサイトでは、スマートフォンで文字が小さく読めない、ボタンが押しづらい、表示が崩れるといった問題が残っている場合があります。
また、Googleは主にスマートフォン版のページ内容を基準にサイトを評価しています。そのため、スマートフォンで使いづらいサイトは、利用者だけでなく検索面でも不利になる可能性があります。
確認のヒント: お手持ちのスマートフォンで自社のホームページを開き、文字の読みやすさや操作のしやすさを一度確認してみてください。
リスク3:セキュリティ面でのリスクが高まる
WordPressなどのCMSで作られたサイトは、CMS本体やプラグイン、サーバーのプログラム(PHPなど)を定期的にアップデートする必要があります。これは、脆弱性(セキュリティ上の弱点)を修正するためです。
5年以上経過し、これらの更新が行われていないサイトでは、既知の脆弱性が残っている可能性があります。制作年数だけでなく、継続的な保守とアップデートが行われているかどうかが重要です。
実際にWordPressの脆弱性を突かれてサイトが改ざんされたり、ウイルスを仕込まれたりする被害は後を絶ちません。サイトが攻撃されれば、復旧に大きな費用と時間がかかるうえ、顧客からの信頼も大きく損なわれます。
アサヒマーケティングでは、月額5,500円(税込)の保守管理サービスをご提供しており、CMSの更新やセキュリティ対策を定期的に行っています。
リスク4:現在の事業内容を伝えられていない
5年の間に、事業内容やサービス、主力商品は変わっていませんか?新しい事業を始めたり、サービスをリニューアルしたりしていませんか?
せっかく事業が成長しても、ホームページが昔のままでは、その変化をお客様に伝えることができません。実際に私たちがお会いしたお客様の中には、すでに終了したサービスの案内がトップページに掲載されたままになっていて、訪問者に誤解を与えていたケースもありました。
ホームページは、現在の会社の姿を正しく伝えるためのツールです。事業の変化に合わせて、サイトの内容も見直していくことが大切です。
自社サイトを確認する9つの項目
ここで、自社サイトの状態を確認するための簡易チェックリストをご用意しました。いくつ当てはまるか、確認してみてください。
- サイトのデザインを5年以上変更していない
- スマートフォンで見ると文字が小さくて読みづらい
- 「お知らせ」の最終更新が1年以上前
- すでに終了したサービスや商品の案内が載ったまま
- 問い合わせフォームが使われているか確認していない
- サイトの表示速度が遅いと感じる
- 競合他社のサイトと比べて見劣りする
- SSL化(https)に対応していない、または「保護されていない通信」と表示される
- サイトの更新方法を知っている人が社内にいない
3つ以上当てはまる場合は、一度サイト全体の状態を確認することをおすすめします。 ただし、3つ該当したからといって必ず全面リニューアルが必要とは限りません。更新体制の整備や一部ページの改善で解決できる場合もあります。詳しくは次回以降の記事でお伝えします。
まとめ:全面リニューアルか、部分改善かを見極める
ホームページにできる影響は、放置の内容によって異なります。大切なのは「まだ動いているから大丈夫」ではなく、「今のサイトが自社のビジネスに貢献できているか」という視点で見直すことです。
内容の更新だけが必要なら、運用体制の見直しで対応できる場合もあります。システムの更新が必要なら、部分的な改修か、全面リニューアルかを判断することになります。
次回は、「デザイン変更だけでは成果が出ない理由」についてお伝えします。リニューアルを検討する際に、見落としがちなポイントを解説します。
関連事例
実際に私たちが支援した事例をご紹介します。
- 株式会社丸勘山形青果市場様 企業サイト——企業サイト再構築により、事業の「今」を伝えるサイトへ刷新
- 東日本エンジニアリング株式会社様——建設業の技術力と企業理念を伝えるサイトへリニューアル
あわせて読みたい
- 第1回:ホームページはあるのに問い合わせが来ない7つの理由——まずは現状の課題を知る
- WEB BRANDINGが選ばれる理由——1,000サイト以上の実績と支援体制
- Webサイトの運用保守サービス——月額5,500円からの保守管理
無料簡易診断のご案内
現在のサイトについて、スマートフォン表示、情報の古さ、問い合わせ導線、セキュリティ・保守状況などを簡易的に確認します。全面リニューアルが必要か、一部改善で対応できるかも含めて整理します。