ホームページはあるのに問い合わせが来ない7つの理由|制作会社が解説
はじめに
「ホームページを作ったけど、問い合わせがほとんど来ない」
これは、私たちがお客様から最もよく伺うお悩みのひとつです。せっかく費用と時間をかけてサイトを公開したのに、思うような成果が出ない。そんな状態が続くと、「ホームページって本当に必要なんだろうか」と疑問に感じてしまうのも、無理はありません。
実は、問い合わせが来ない原因の多くは、デザインや技術の問題ではなく、サイト設計や考え方の部分にあります。つまり、正しいポイントを押さえれば、確実に改善できるということです。
今回は、これまで1,000サイト以上の制作に携わってきた私たちの経験をもとに、ホームページから問い合わせが来ない7つの理由と、それぞれの改善のヒントをお伝えします。
連載「ホームページリニューアルを考える前に読む全10回」 第1回
次回:第2回「リニューアルが必要な会社の特徴」(公開予定)
結論:問い合わせが来ないのは「作って終わり」になっているから
まず結論からお伝えします。ホームページから問い合わせが来ない最大の理由は、「作って終わり」の状態になっていることです。
ホームページは、公開した瞬間から「集客ツール」として機能し始めるわけではありません。誰に、何を、どう伝えるか。その設計ができていないと、どんなに見た目がきれいなサイトでも、問い合わせにはつながらないのです。
理由1:会社案内で終わっている
多くのホームページは、「会社概要」「事業内容」「代表挨拶」「アクセス」といった情報を並べただけになっています。
これはもちろん必要な情報ですが、訪問者が知りたいのは「自社の課題を解決してくれるか」であって、「会社の歴史」ではありません。
改善のヒント: 会社の情報を載せる前に「訪問者は誰か」「その人が知りたいことは何か」を考えましょう。トップページの最初の画面(ファーストビュー)で、「誰の、どんな悩みを解決するのか」が伝わっているか、確認してみてください。
理由2:お問い合わせまでの導線が遠い
ホームページの世界では、次の行動が明確でないと、人はすぐに離脱してしまいます。問い合わせフォームへのリンクがメニューの奥深くにあったり、スクロールしないと見えない位置にあるだけでも、問い合わせの機会を逃している可能性があります。
改善のヒント: CTAボタンは複数の場所に設置しましょう。特に、ファーストビュー、各セクションの末尾、フッター直前の3箇所は基本です。また、ボタンの文言は「お問い合わせ」よりも「無料で相談する」など、具体的な行動がイメージできる言葉に変えると効果的です。
理由3:何をしてくれるのかが伝わらない
「総合的なソリューションを提供します」「お客様の課題を解決します」——どれもよく見かけるフレーズですが、これで訪問者が具体的にイメージできるでしょうか?
改善のヒント: 抽象的な表現をやめて、具体的に書きましょう。「山形県内の中小企業向けホームページ制作。制作実績1,000サイト以上。月額保守料金5,500円〜」——このように数字や条件を入れるだけで、訪問者の理解は格段に深まります。
理由4:信頼できる根拠が示されていない
「私たちは良いサービスを提供しています」と言われても、初めて訪問した人には信じる根拠がありません。特にWeb上では顔の見えない相手とのやりとりになるため、訪問者は「本当に大丈夫か?」という不安を常に抱えています。
改善のヒント: 以下のような「信頼の根拠」をホームページに掲載しましょう。
- 制作実績の数(「1,000サイト以上」という数字は大きな信頼材料です)
- 実際の制作事例(Before/After+具体的な成果の数字)
- お客様の声(できれば顔写真や会社名入りで)
- 認定・資格(Google認定パートナー、Yahoo!JAPAN認定パートナーなど)
理由5:問い合わせフォームが使いづらい
「問い合わせしたい」と思ったその瞬間、フォームの入力項目が10項目以上あったら、どう感じるでしょうか。多くの人は「後でやろう」と思って離脱します。そして、その「後で」は永遠に来ません。
改善のヒント: 必須項目は必要最小限に絞りましょう。BtoBの場合でも、会社名・氏名・メールアドレス・相談内容程度から始め、電話番号や予算、希望時期は任意に設定する方法があります。
理由6:スマートフォンでの表示に対応していない
多くのサイトでスマートフォンからのアクセスが大きな割合を占めています。スマホで見たときに文字が小さすぎる、ボタンが押しづらい——そんな状態では、訪問者はすぐに離脱してしまいます。
改善のヒント: お手持ちのスマートフォンで自社のホームページを開き、文字の読みやすさやボタンの押しやすさを一度確認してみてください。もし「使いづらい」と感じたら、それが訪問者の感覚でもあります。
理由7:ホームページの目的が明確になっていない
最後にして、最も根本的な理由です。「とりあえずホームページを作った」「会社の顔として必要だから」「周りが持っているから」——こうした曖昧な目的で作られたサイトは、残念ながら成果に結びつきにくい傾向があります。
改善のヒント: ホームページの目的を「問い合わせ」「採用応募」「資料請求」「営業支援」など、具体的な行動として定めましょう。目的が明確になるだけで、コンテンツの方向性もCTAの配置も、自ずと変わってきます。
自社のホームページを3分で簡易診断
「もしかすると、自社のサイトにも当てはまるかも」と感じた方のために、簡易チェックリストをご用意しました。
以下の質問に答えるだけで、自社サイトの改善ポイントが分かります。
- スマートフォンで自社サイトを見たときに、文字は読みやすいですか?
- トップページの最初の画面で、「何の会社か」「何をしてくれるか」が伝わりますか?
- トップページから問い合わせフォーム送信まで、3クリック以内で到達できますか?
- 制作実績やお客様の声など、信頼の根拠が掲載されていますか?
- 最後にサイトを更新してから、1年以上経っていませんか?
3つ以上「いいえ」の場合は、改善の検討をおすすめします。
まとめ:まずは「問い合わせが来ない理由」を知ることから
今回ご紹介した7つの理由のうち、どれかひとつでも心当たりがあれば、それは改善のチャンスです。すべてを一度に直そうとする必要はありません。「問い合わせの導線を増やす」「フォームの項目を減らす」といった小さな改善から始めてみてください。
次回は、「リニューアルが必要な会社の特徴」についてお伝えします。
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