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Webディレクター3年目が考える、計画することの意味

Webディレクターとして4月で丸3年が経つ。振り返ってみると、私が一貫して大切にしてきたことは計画性だと思う。

もともとの性格もある。計画なしに物事を進めると、どうにも落ち着かない。ただ、それだけが理由ではない。クライアントや制作スタッフとの間で「進め方」や「優先順位」の認識がズレると、それが後々大きなトラブルになる。計画はそのズレを未然に防ぐための共通言語だと思っている。

案件が重なると20案件くらいを同時並行で進めることもある。納期に間に合わせるために誰が何を優先して進めるべきか、頭の中だけでは把握しきれなくなるため、スプレッドシートを活用してスケジュールを明確に管理するようにしている。

具体的には、サイトの納品予定日から逆算して、仕様書の作成、デザインの着手と校了、構築期間、サイトの仮アップ、公開日、各打ち合わせの日程などの計画を組む。これらを「なんとなくこのあたりまでに」ではなく、カレンダー上の具体的な日付として落とし込んでいく。スケジュールを細分化すると、「いつまでに何をすべきか」が全員に見えてくる。その透明性こそが、品質を保ちながら納期を守ることにつながるのではないだろうか。

もちろん、計画通りに進まないことはどうしても起こる。それでも計画を立てておくことで、問題が起きたときに「どこにどのくらいの影響が出るか」をすぐに把握でき、先手を打って動ける。計画がなければ、問題に気づくのがギリギリになり、結果として誰かに無理をさせてしまう。計画は、問題が起きる前に手を打つために立てるものでもあると感じている。

計画を立てることは社内だけでなく、クライアントとの齟齬をなくすことにもつながる。クライアントと連絡を取るときも、「いつまでに」「何を」を明確にすることを意識している。計画はスタッフだけでなく、クライアントとの信頼をつくるうえでも効いてくると思う。

Webディレクターの仕事は、複数の案件・複数の人間を同時に動かしていく仕事だ。その中で計画は、自分を助けるだけでなく、一緒に働くスタッフやクライアントを守るものでもあると、3年目の今感じている。