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ホームページの目的をどう決める?企業サイトで最初に考えるべきこと

はじめに

この連載ではこれまで、問い合わせが来ない理由、放置のリスク、デザインだけでは成果が出ない理由をお伝えしてきました。

そして第3回の最後に、「リニューアルの目的を明確にする」ことが最初のポイントだと述べました。では、その目的はどのように決めればよいのでしょうか。

今回は、ホームページに設定すべき目的の種類と、目的を明確にするための具体的なステップをお伝えします。

連載「ホームページリニューアルを考える前に読む全10回」 第4回
前回:第3回「ホームページをリニューアルしても成果が出ない理由」
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なぜ目的の設定が重要なのか

ホームページの目的が曖昧なまま制作やリニューアルを進めると、次のような問題が起きやすくなります。

  • 「何を伝えたいのか」がぶれて、訪問者に響かない
  • 社内で方向性の認識が合わず、決裁や調整に時間がかかる
  • 制作会社との間で期待値のズレが生じる
  • 成果が出たかどうかの判断がつかない

逆に言えば、目的を明確に設定するだけで、これらの問題の多くは解決に向かいます。

では、企業のホームページにはどのような目的が考えられるのでしょうか。

企業サイトの目的は大きく4つに分類できる

私たちがこれまで携わってきた1,000サイト以上の経験から、企業サイトの目的は大きく4つのタイプに分けられます。

目的 主なターゲット 求められる成果
集客・営業支援 見込み客・取引先 問い合わせ・資料請求・来店
採用 求職者 採用応募・会社理解
ブランディング・信用形成 顧客・取引先・株主 企業認知・信頼獲得
情報提供・顧客サポート 既存顧客・関係者 FAQ解決・製品情報へのアクセス

ひとつのサイトに複数の役割を求めることも可能ですが、すべてを同じ優先順位で扱うと、どれも中途半端になりがちです。まずは「このサイトの最も重要な目的は何か」を決めることが先決です。

目的を明確にする3つのステップ

ステップ1:自社の課題を書き出す

まずは、現状のビジネス上の課題を具体的に書き出してみましょう。

  • 新規顧客からの問い合わせが少ない
  • 採用応募が思うように集まらない
  • 会社のことを正しく理解してもらえていない
  • 既存顧客への情報提供に手間がかかっている

これらの課題のうち、ホームページで解決できるものはどれかを考えます。

ステップ2:ターゲットを決める

目的が定まったら、誰に情報を届けるのかを決めます。対象が曖昧なままでは、メッセージもぼやけてしまいます。

たとえば「製造業の技術力を伝えたい」という目的なら、ターゲットは取引先の購買担当者や設計者になります。求職者と購買担当者では、知りたい情報も伝え方も異なります。サイトの主目的に合わせて中心となるターゲットを決め、その他のターゲット向けの情報は入口を分けて設計するのが現実的です。

ステップ3:目的を「行動」で表現する

目的は、できるだけ具体的な行動として表現します。「問い合わせを増やしたい」ではなく、「月に〇件の問い合わせを獲得する」「採用応募を月に〇件獲得する」といった形です。

このように行動で表現できれば、リニューアル後の成果を計測するKPIも自然と決まります。

目的とKPIの関係

目的が決まったら、その達成度を測る指標(KPI)を設定します。目的と指標の関係は、以下のようになります。

目的 KPIの例
集客・営業支援 問い合わせ件数、資料請求数、フォーム到達率
採用 採用応募数、採用ページの閲覧数
ブランディング サイト滞在時間、ページビュー、直接流入数
情報提供 FAQページの閲覧数、サポート問い合わせの減少

KPIを設定しておけば、公開後の改善の方向性も明確になります。「問い合わせが少ない」という漠然とした不安ではなく、「フォーム到達率が低いからCTAの文言を見直そう」といった具体的な打ち手を考えられます。

まとめ:目的が決まれば、サイトの方向性も決まる

ホームページの目的は、「とりあえず作る」段階ではなく、制作やリニューアルを検討する最初のタイミングで決めるべきものです。

今回ご紹介した4つの目的と3つのステップを参考に、自社サイトの目的を一度整理してみてください。目的が明確になれば、デザインの方向性も情報設計も、そしてKPIも、自然と決まっていきます。

次回は、「ターゲットを明確にする」についてお伝えします。目的が決まったら、次は誰に届けるかを決める段階です。

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